今は月1週間限定のエステサロン美寿、以外にも仕事をしているのですが、
屋久島と東京の二拠点生活をしていた頃と比べると、自分で自由にスケジュールを決められる仕事のため、時間的に言ったら仕事が減りました。
会社員の頃と比べるともっと減っていて、ざっと時間換算すると、、3月は会社員の頃より70時間くらい仕事の時間は減っています。(わかりやすく1日8時間勤務と考えた場合8日間分くらい減った!)
仕事を始めて6年。独立して1年3ヶ月。
模索しながら仕事をすすめていく中で、自分のなかで大事にしている「優先順位」が明確になりつつあります。
「仕事が減った」という書き方だけだと、なにやらマイナスイメージを醸し出していますが、そんなことはなく。
結果的に仕事が減って(意図的に減らしたとも言えるけど、、)「良かったこと」があるので、書き残しておこうと思います。
👉目次
- 家族と過ごす時間が増えた
- 家の片付けができるようになった
- 大切な友達と会えるようになった
- 行きたい時に海外に行けるようになった
- 趣味の時間が増えた
- これまでの私は仕事に全てを捧げていた
- 大切なものにきちんと時間を使えている自分を褒めたい
- 「まだまだこれから」という言葉が重く感じたとき
- 私のこれから
&
🌟家の片付けができるようになった
19歳のときに「もう2度と実家には戻らない」と決めて都内で一人暮らしを始めた私ですが、屋久島と東京の二拠点生活を始めることをきっかけに、予想外の実家暮らしが約6年ぶりに始まりました。
月に1回くらいしか接点がなかった親と毎日会うようになり(父は単身赴任で普段はいませんが)家族との時間は圧倒的に増えました。
物で溢れる実家の片付けを今は私が毎日進めていて、母がとても喜んでくれています。
こういった片付け(大掃除なんてものではなく、引っ越しレベルです)などは、ちょっと帰省したときくらいでは絶対にやらないことなので、今はまとまった時間を実家で過ごす意味があったのかなと感じています。
親の喜ぶ顔が見れたのでよかったです。
ちなみに片付けの方法は、仕事で散々、職場の掃除や使いやすいように整理整頓をしてきたので、家で仕事をしているような感覚です。
家に本棚がなかったので、大量の本を収納するためにとりあえず3000円くらいの本棚を買ってみました。
家全体の整理が終わったら(いつになるんだろう、、というくらい果てしない)、家具の取り替えなども行なっていって理想の家に変身させたい。楽しみが増えました。
片付けをしていたらリビングのあるスペースからタイムカプセル的に出てきた、高校生のころに私が読んでいた本たち、、
自然が豊かな地元を自転車でウロウロすることも増えました。
こういった写真を撮ることも増えて、精神的にかなり余裕ができたなあと感じます。
🌟大切な友達と会えるようになった
2019年の年明け以降、昔からの大切な友達にはほとんど会えました。
みんな忙しいはずですが、私が比較的ヒマになったので予定を合わせられるようになったからです。
(とは言っても仕事はしていますし、誘われたらなんでも行くというわけではないので、あしからず、、)
毎日仕事に没頭していた時期は、ほんとうに友達に会う時間がなくて、誘われてもほとんどお断りしていました。
そして、仕事で疲れ果てると、私は内向型なので(これについては次、記事に書きます)「人と会いたくない病」を発してしまい、友達だろうが親だろうが誰にも会いたくなくなるんです。
なので長らく「私は友達がほんとうにいないなあ」と感じていたのですが、実際に会ってみると私にとって大切な友達はたくさんいたのだ、と改めて知ることができました。
友達と会う時間ができたこと、そして人と会うための余力が自分にあることは、とても喜ばしいことです。
友達からは、とても良い刺激をもらっています。ありがとう。
▼最近の話。時系列ですが、、
タイには大好きな友達が何人もいるので、まるで大阪に行くような感覚で気軽に行けるようになったのが本当に嬉しいです。
🇹🇭タイで1番仲が良かった親友(タイ日本のハーフでずっとタイにいる)
☝️みんな、私がずっと日本にいたらなかなか会えない友達。
幼稚園の頃からの親友(関西に住んでてなかなか会えない)と焼肉
たまにカメラで好きな友達を撮ります
ぼけぼけになっちゃったけど、、
高校のときに仲良かった友達と4年ぶりの再会。
大人になってからもプライベートで何度も会っている高校時代の友達は1人か2人くらいしかいません
他にも写真撮れてないけど久しぶりに会えた友達も。ありがとう。
🌟 行きたい時に海外に行けるようになった
これはタイが代表的なんですが、スケジュールが自由になったので長期で海外に行くことも可能になりました。超うれしい!!です。
次も6月にタイに行くことが決まっていて、
その次に行きたいのは韓国とフランスです。
日本の概念にとらわれず簡単に視野を広げるきっかけを作れるので、海外へ行って異文化に飛び込むのが好きです。
🌟趣味の時間が増えた
ゆっくりと映画を観たり本を読んだりできる時間が増えました。
映画や読書の優先順位は昔から高めなので、仕事をしていたときもよく観たり読んだりしていましたが、今は時間に追われていないのでさらに精神的余裕が増えました。
休日はふらっと外に出かけることもできるようになったので、絵や展示会を観に行ったりだとか。
私は「ゆっくりしたい人」なので、それができるようになったのは嬉しいことです。
現在は、仕事にストイックで美的感性が豊かな菅田将暉さんにハマっていて、彼の作品をよく観ています。
🌟これまでの私は仕事に全てを捧げていた
1年3ヶ月前まで私は会社員だったので、
・週休2日、1ヶ月のシフト制
・月8日間の休日のうち、1日は高確率で休日出勤あり
・連休は基本的になし
・昼から始まり夜遅く終わる仕事なので社外の人と予定が合わない
・前もって希望休を出せるのは、1ヶ月に1日〜2日のみ
わがままを言えば3日
・シフトが決まるまでは前もって休日の予定が組めない
・立場の近い他のスタッフと希望休がかぶった場合は、譲らなければいけないこともある
という状況で働いていました。
私は仕事の結果をいち早く残すために、プライベートの時間も基本は友達と会うよりも「仕事のための勉強」を優先してきました。
講演会・セミナー・勉強会。読書・映像学習など、私にとって勉強は当たり前です。
その合間・合間で、友達や家族と会う時間を捻出していました。
これらの「当たり前」を、ある程度の無理をしながら4年9ヶ月続けてきました。
仕事が好きだったからという理由と、集中して経験を積みたかったので自分のなかでは
「修行」
という感覚で続けていましたが、このスケジュールに関しては昔からかなり不満を抱えており、結果的に5年が限界でした。
最後の1年は毎月シフトを決めるたびに店長とアレコレやりとりがあったことを覚えています。
自分の希望を通すのに、とてもエネルギーを消耗しなければいけなかったので、悩みやストレスの種でした。
(スケジュールのことに関してこれだけ不満をぶちまけていますが、前職の会社で経験を積ませていただいたことは心底感謝しています。)
同じ環境で働いている人は自分の他にもたくさんいたし、他社でも同じような状況の人、もしくはもっと自由がきかない人もたくさんいると思います。
自分と合うかどうかが全てなのですが、私の場合は、、
ほんとうに自分しかできない仕事だと感じていたならば休みが少ないこと自体は不満ではなかったのですが、
担当制ではない・極論は自分でなくてもまわる仕事なのに、その仕事に自分のスケジュールを合わせないといけないことが納得がいかなかったのだと思います。(でも、人と一緒に働くというのはそういうことですよね)
その仕事のスケジュールに合わせるために、一方で自分を必要としてくれている重要度が高いプライベートのスケジュールを断ったことが何十回あったかわかりません。
思いきって独立をした大きな理由の1つが「自分でスケジュールを決めたい」でした。
🌟大切なものにきちんと時間を使えている自分を褒めたい
現在は、会社員だった頃と同じくらいの収入がある上に、自分にとって大切なもの(家族や友達)に自分の時間を自由に使えるようになったので、そのために行動してきた自分を褒めたいなと、ふと思いました。
年収が倍になりました!とか
仕事でこれだけ良い成績を残しました!とか
一見、聞こえはいいですが、私にとっては単に仕事人間になってしまっただけで、もし自分にとって大切なはずの人やものを大切にできていない状態での結果であれば、誇らしくはないなと思います。
人によって優先順位は違うので
「自分には仕事しかない」
「仕事で結果を出すためには他のことは全て切り捨てられる」という覚悟のある人はそれでいいと思いますし、
私も今の状態になるために5年以上仕事に捧げてきた過去があるので、仕事人間になることが悪いことだとは1ミリも思っていません。
が、自分自身は大切なものを失う前に気づいて仕事のやり方を変えるという行動ができて良かったなとも思います。
大切な人と一緒に過ごす時間は、今は作れたとしても、将来同じようにできるかどうかの保証はないので。
🌟「まだまだこれから」という言葉が重く感じたとき
一般的に大学を卒業した人が働き始めるのは23歳。
浪人していたり、大学院に行っていたり、フリーター時代が数年あった人などは、本格的に働き始めるのは20代後半かもしれません。
だからか、私が現在25歳と聞いた大人の人たちは「若い!!まだまだこれからだね!」と明るく言ってきます。
それはきっと、「まだまだこれから、なんだってできる」「やり直しがいくらでもきく」というプラスの意味で言っていただけているのだということは、伝わっていますし、理解しています。
ですが、私には「まだまだこれから」という言葉が重たく感じていたときがありました。
先程書いたとおり、私はすでに5年以上とにかく仕事に捧げてきました。
昔、同い年の大学生に「働いてることがそんなに偉いの?」と言われたことがあり、その一言は結構ショックでした。
別に働いてることが偉いだなんて思ったことはないですが、同じ5年を学生やフリーターとして過ごしていた人と一緒にしてほしくはない、という心の叫びは、正直あります。
(学生やフリーターはそれはそれで大変なことはあるでしょう)
今でもそう(自分が同年代と違う道を歩んできたと)思ってしまう私は、まだまだ未熟なのだろうと思います。だって、みんな一生懸命生きていることには変わりないから。
でも、実際にそう思ってしまっているので、正直に書きますね。
おそらく、本気で仕事にのめりこんだことがない人には、わからない経験をたくさんしてきました。
それは、良くも悪くもです。
なので、「まだまだこれから」なんて言われると、「今までこんなに頑張ってきたのに、まだまだこれからなのか、、」という気持ちになります。
実際、社会人としての人生はまだまだこれからで、独立してからはやっとスタート地点に立てたも同然です。これからなのです。それは重々、分かっています。
ただ、私にとって、仕事に全てを捧げるのはもう終わりにしたいのです。(数年後、なにか理由があってまた再度エンジンがかかる可能性はある、、かな?)
大切なものを後回しにしていたら、いつか自分が壊れてしまうからです。
🌟私のこれから
私は、仕事をやるとなったときは、とことんやります。
生ぬるいのは一番すきじゃないです。
今後は自分に合った働き方を模索して、自分が一番納得がいく方法で世の中に貢献していきたいと考えています。時間よりも、密度の濃いものを提供できるように。
見た目が童顔でへらへらふわふわしているので、黙って笑っているといまだに大学生・時には高校生として通用するような私ですが、仕事を通して経験してきたことには自信があります。
人から与えられた仕事をこなすのではなく、自分でその道を切り拓いていくためには、もっと勉強が必要です。人との出会いも重要です。
今は時間がある分、
自分を立て直し、自分にとって最善の道を進んで結果を残せるように、日々考えて努力していきます。
仕事を始めてから6年。この6年を次に繋げるためにも。